御朱印巡り...............香取神宮 (2018年2月19日)(千葉県香取市)
2月19日
この日は、香取市に出かけました。
香取市と言ったら、香取神宮でしょ?
何と言っても、下総国の一宮ですからねぇ。
神社の格に付いては以前触れましたが、
中世の社格制度には一宮制度がありました。
一宮は国で一番有力な神社です。
国司が任国に赴任したときに神拝といって任国内の神社を巡拝しなければなりませんでした。
その中でもっとも有力な神社を一宮と呼ぶようになり、一番初めに参拝しました。
国によっては二宮、三宮も存在しました。
ちなみに、下総国ではなぜか二宮が2つ存在します。
(旭市 『玉崎神社』、船橋市 『二宮神社』
明確な規定はなく、神社の盛衰によるため時代によって異なっているようです。
そのためでしょうか? 安房国では、『洲崎神社』と『安房神社』が一宮と言われ、
かつては、『洲宮神社』も安房国の一宮と言われていたようです。
下総国の一宮である香取神宮は、
鹿島神宮、鳥栖神社と合わせて『東国三社』とも呼ばれています。
古くから国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が最も篤く、
特に『神宮』の御称号(明治以前には伊勢・香取・鹿島のみ)を以て奉祀されており、
中世以降は下総国の一宮、
明治以後の社格制では官幣大社に列し、
昭和17年に勅祭社に治定され、今日に至っています。
由緒によれば..............
香取神宮は、御祭神は経津主大神。
初代神武天皇の御代に創建されたと云われています。
経津主大神は、はるか昔 天照大神の命により、
武甕槌大神鹿島神宮の神と共に出雲へ派遣され
見事交渉を成功させることができました。
二神は、大国主神から自らが最も大切としていた広鉾を授かり、
日本の国を 平定して天照大神の元へ復命されたのです。
こちらが、香取神宮の一の鳥居。

大きな鳥居です。

鳥居脇の社号標も立派。

こちらは、香取神宮の門前(神社でも門前と言うのだろうか?)

無料の駐車場があり、数件のお土産屋さんが並びます。
お土産屋を横目に、ニの鳥居へと向かいます。
二の鳥居と社号標。



実は、香取神宮の境内は犬連れ禁止。
さすが一宮、格が高い。

従って、びいすけ は車の中でもお留守番。
それでは仕切り直して...............
二の鳥居と社号標。


鳥居脇の『定』

どうせなら、この『定』にも犬連れ禁止って謳えばいいのに...............
表参道を社殿目指して歩きます。

三の鳥居(で良いのかな?)。

鳥居に掲げられた神額。

鳥居前の狛犬。

鳥居の先には総門。

総門前の狛犬。

総門の飾りと菊の御神紋。

総門の先には手水舎。

手水舎の前で旧参道と合流。
この先は楼門。
参道には、由緒書きが建てられています。

こちらが、楼門。

楼門のある神社って、まだまだそんなに出会っていない。
日光の二荒山神社以来か?
まあ、楼門じゃなく随身門って言う神社もあるからねぇ。
楼門の扁額。

神を守るとされる随身(随神)。
向かって左側だから矢大臣。

向かって右側。
右側なのに左大臣。

楼門には、香取神宮の神紋。

そして、門の先には拝殿。

こちらが、拝殿。

さすが、下総国の一宮。
豪華と言うか、華がある。
黒の漆塗りを基調とした社殿です。
私から見たら、立派すぎる社殿。

拝殿正面。

こちらが、本殿。

別アングルから。



拝殿前の例のモノ。

そうです。
天水桶。
先日まで名称が分からなくて.....................
名称を知ったから、ついつい自慢したくなる(笑)。
こちらは、祈祷殿(神楽殿)。
実は、香取神宮の旧拝殿です。

祈祷殿正面。

こちらは、神饌所。

神事の際に供える供物を納めておく所です。
こちらが、授与所。

御朱印は、こちらでいただくことが出来ます。
境内の隅にはこんなモノも。
以前の授与所なんでしょうか?

授与所の前にそびえる御神木。



社殿周りには、こんなモノもあります。
三本杉。

(画像では、分かりづらいのですが.........)
中央に真っ直ぐ、そして両脇に斜めに伸びている二本は、
実は根元でつながった一株の杉だと言うことらしい。
残念ながら三本の内真ん中の杉は枯れてしまっています。
『大和心』と記された石。

そして、境内社。
櫻大刀自神社。

鹿島神宮。

諏訪神社。

馬場殿神社。

市神社、天降神社。

社殿のある境内から、奥宮へと向かいます。
その途中にこんな案内板。
素通りは出来ません。

導かれるように辿り着いたのは、要石。

こちらが、要石。

地震を鎮めるとされる霊石です。
地震を起こすと考えられた大ナマズを刺すために、
地中深くまで埋められている大きな石の一部が
地上に現れていると伝えられています。
要石の前には、末社の押手神社。

要石へは、別なルートでも行くことが出来ます。

『要石道』と刻まれた遊歩道を歩いて行きます。

この辺りの森(香取神宮の森)は杉の老齢林。
千葉県の指定天然記念物となっています。
この道の先に、『要石』と『奥宮』があるようです。

目の前に現れた手水鉢。

表面には鹿の角の神紋(?)
さらに、その先には祠。

これが『奥宮』かと思ったら違っていました。
どうやら、護国神社のようです。
こちらが、奥宮。

手水鉢は、ほとんど使われていない。

社殿は高い板塀に囲まれて、中がよく見えない。

昭和48年の伊勢神宮遷宮の際の古材を使用して建てられたと言う社殿。
見たかったなぁ。
ちなみに、『奥宮』と刻まれたこの社号標は
平成24年に建立されたモノらしい。

奥宮の左側手前には、『天真正伝神道流始祖 飯篠長威斎墓』。


『飯篠長威斎』は旧飯笹村(現在の多古町)の出身で、
室町時代に形成された権威ある剣術の流儀の始祖とされているそうです。
おそらく、これが墓石でしょう。

大きな立派な碑は、碑文が良く読めない。

ひと通り見て回ったので、結構時間を食っちゃいました。
急いで駐車場へと向かいます。
びいすけ が車の中で待っているからね。
駐車場の手前のお土産屋。
こんな看板を見ちゃうと、ついつい買ってしまいます。

『厄除け団子、買ったどぉ〜!』

今回、香取神宮の御朱印帳もいただきました。

デザインは至ってシンプル。
オリジナルと言いながらも、どこにも香取神宮の表記は無い。
でもビニールカバー付きで、1000円の初穂料は安いと思う。
こちらが、香取神宮の御朱印。

朱印がメイン。余分な墨書きは無い。
至ってシンプル。
下総国の一宮だけに、墨書きで社号を書き入れて欲しかった。
それが、私の謙虚な気持ちです。
この日は、香取市に出かけました。
香取市と言ったら、香取神宮でしょ?
何と言っても、下総国の一宮ですからねぇ。
神社の格に付いては以前触れましたが、
中世の社格制度には一宮制度がありました。
一宮は国で一番有力な神社です。
国司が任国に赴任したときに神拝といって任国内の神社を巡拝しなければなりませんでした。
その中でもっとも有力な神社を一宮と呼ぶようになり、一番初めに参拝しました。
国によっては二宮、三宮も存在しました。
ちなみに、下総国ではなぜか二宮が2つ存在します。
(旭市 『玉崎神社』、船橋市 『二宮神社』
明確な規定はなく、神社の盛衰によるため時代によって異なっているようです。
そのためでしょうか? 安房国では、『洲崎神社』と『安房神社』が一宮と言われ、
かつては、『洲宮神社』も安房国の一宮と言われていたようです。
下総国の一宮である香取神宮は、
鹿島神宮、鳥栖神社と合わせて『東国三社』とも呼ばれています。
古くから国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が最も篤く、
特に『神宮』の御称号(明治以前には伊勢・香取・鹿島のみ)を以て奉祀されており、
中世以降は下総国の一宮、
明治以後の社格制では官幣大社に列し、
昭和17年に勅祭社に治定され、今日に至っています。
由緒によれば..............
香取神宮は、御祭神は経津主大神。
初代神武天皇の御代に創建されたと云われています。
経津主大神は、はるか昔 天照大神の命により、
武甕槌大神鹿島神宮の神と共に出雲へ派遣され
見事交渉を成功させることができました。
二神は、大国主神から自らが最も大切としていた広鉾を授かり、
日本の国を 平定して天照大神の元へ復命されたのです。
こちらが、香取神宮の一の鳥居。

大きな鳥居です。

鳥居脇の社号標も立派。

こちらは、香取神宮の門前(神社でも門前と言うのだろうか?)

無料の駐車場があり、数件のお土産屋さんが並びます。
お土産屋を横目に、ニの鳥居へと向かいます。
二の鳥居と社号標。



実は、香取神宮の境内は犬連れ禁止。
さすが一宮、格が高い。

従って、びいすけ は車の中でもお留守番。
それでは仕切り直して...............
二の鳥居と社号標。


鳥居脇の『定』

どうせなら、この『定』にも犬連れ禁止って謳えばいいのに...............
表参道を社殿目指して歩きます。

三の鳥居(で良いのかな?)。

鳥居に掲げられた神額。

鳥居前の狛犬。

鳥居の先には総門。

総門前の狛犬。

総門の飾りと菊の御神紋。

総門の先には手水舎。

手水舎の前で旧参道と合流。
この先は楼門。
参道には、由緒書きが建てられています。

こちらが、楼門。

楼門のある神社って、まだまだそんなに出会っていない。
日光の二荒山神社以来か?
まあ、楼門じゃなく随身門って言う神社もあるからねぇ。
楼門の扁額。

神を守るとされる随身(随神)。
向かって左側だから矢大臣。

向かって右側。
右側なのに左大臣。

楼門には、香取神宮の神紋。

そして、門の先には拝殿。

こちらが、拝殿。

さすが、下総国の一宮。
豪華と言うか、華がある。
黒の漆塗りを基調とした社殿です。
私から見たら、立派すぎる社殿。

拝殿正面。

こちらが、本殿。

別アングルから。



拝殿前の例のモノ。

そうです。
天水桶。
先日まで名称が分からなくて.....................
名称を知ったから、ついつい自慢したくなる(笑)。
こちらは、祈祷殿(神楽殿)。
実は、香取神宮の旧拝殿です。

祈祷殿正面。

こちらは、神饌所。

神事の際に供える供物を納めておく所です。
こちらが、授与所。

御朱印は、こちらでいただくことが出来ます。
境内の隅にはこんなモノも。
以前の授与所なんでしょうか?

授与所の前にそびえる御神木。



社殿周りには、こんなモノもあります。
三本杉。

(画像では、分かりづらいのですが.........)
中央に真っ直ぐ、そして両脇に斜めに伸びている二本は、
実は根元でつながった一株の杉だと言うことらしい。
残念ながら三本の内真ん中の杉は枯れてしまっています。
『大和心』と記された石。

そして、境内社。
櫻大刀自神社。

鹿島神宮。

諏訪神社。

馬場殿神社。

市神社、天降神社。

社殿のある境内から、奥宮へと向かいます。
その途中にこんな案内板。
素通りは出来ません。

導かれるように辿り着いたのは、要石。

こちらが、要石。

地震を鎮めるとされる霊石です。
地震を起こすと考えられた大ナマズを刺すために、
地中深くまで埋められている大きな石の一部が
地上に現れていると伝えられています。
要石の前には、末社の押手神社。

要石へは、別なルートでも行くことが出来ます。

『要石道』と刻まれた遊歩道を歩いて行きます。

この辺りの森(香取神宮の森)は杉の老齢林。
千葉県の指定天然記念物となっています。
この道の先に、『要石』と『奥宮』があるようです。

目の前に現れた手水鉢。

表面には鹿の角の神紋(?)
さらに、その先には祠。

これが『奥宮』かと思ったら違っていました。
どうやら、護国神社のようです。
こちらが、奥宮。

手水鉢は、ほとんど使われていない。

社殿は高い板塀に囲まれて、中がよく見えない。

昭和48年の伊勢神宮遷宮の際の古材を使用して建てられたと言う社殿。
見たかったなぁ。
ちなみに、『奥宮』と刻まれたこの社号標は
平成24年に建立されたモノらしい。

奥宮の左側手前には、『天真正伝神道流始祖 飯篠長威斎墓』。


『飯篠長威斎』は旧飯笹村(現在の多古町)の出身で、
室町時代に形成された権威ある剣術の流儀の始祖とされているそうです。
おそらく、これが墓石でしょう。

大きな立派な碑は、碑文が良く読めない。

ひと通り見て回ったので、結構時間を食っちゃいました。
急いで駐車場へと向かいます。
びいすけ が車の中で待っているからね。
駐車場の手前のお土産屋。
こんな看板を見ちゃうと、ついつい買ってしまいます。

『厄除け団子、買ったどぉ〜!』

今回、香取神宮の御朱印帳もいただきました。

デザインは至ってシンプル。
オリジナルと言いながらも、どこにも香取神宮の表記は無い。
でもビニールカバー付きで、1000円の初穂料は安いと思う。
こちらが、香取神宮の御朱印。

朱印がメイン。余分な墨書きは無い。
至ってシンプル。
下総国の一宮だけに、墨書きで社号を書き入れて欲しかった。
それが、私の謙虚な気持ちです。
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2018/04/08 Sun. 00:00 |
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